嬉し涙のその日まで。
明日がふーちゃんの最終出社日です。先日、ふーちゃんから連絡があり、「お花をもらって欲しい」と言われました。それはふーちゃんが今の事業部が分社化した時に購入したアンスリュウム。綺麗なピンクでとてもふーちゃんが大切にしていたお花です。そんなお花を私に託したいと言ってくれました。それはどんな時も自分の傍から離さなかった花。それを聞いた時、言葉になりませんでした。
「未亜さんなら大切にしてくれるから」ふーちゃんはそう言っていました。サボテンを枯らすほどズボラな私なのに…託してくれたのはお花じゃなくて、もしかしたら昔の事業部の方針や雰囲気かもしれません。そうじゃなくてもそう思いたいな。
今はビルが違うオフィスにいるので私が明日の朝、彼のところに行き、彼が昔いたオフィスに花と一緒に戻ることになっています。ささやかな時間ですが最後に一緒に肩を並べて歩けることをとても嬉しく思います。
仕事が出来ない私にここまでの責任ある立場と業務を与えてくれたのは彼でした。長い年月には落胆させられるようなこともたくさんありました…。でも、私を悪い立場にだけはしないように守ってくれていたのも確か。丁度去年、例のONちゃん採用事件で私が軽症うつになった時も「仕事の事なんて忘れて良いから自分の体だけを大事にして休んで欲しい」と涙を溜めて言ってくれたからこそ、這い上がることが出来たんだと思います。その原因を招いた一因が彼だったとしても、そんな風に涙を流せる人ばかりではないから、やはり彼には心があったんだと思います。
個人的にふーちゃんにプレゼントを買いました。ありきたりですが『ハンカチ』です。これからも彼は精力的に仕事をされると思います。汗を掻いて、べそを掻いて、最後は嬉し涙を拭くためのハンカチでありますように、という願いを込めて。私たちに大きな喜びを与えてくれたその存在のままでいて欲しいと切なる願いを込めて。今思い出すのは…ちょっと照れくさそうに可愛い目で「パソコン教えて」って私の所に来る姿。「Tさんや未亜さんが泣きながらも諦めなかったからこの事業が成功したんだよ」とピンクのホッペで語る姿。昔の優しいふーちゃんの姿。
私の会社の歴史はふーちゃんと歩んだ歴史でもあります。涙が止まらなくなってしまいそうなのでこの辺で。そして最後はありがとうで締め括ろう。
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